2007年7月14日土曜日

静寂であること

 県庁農林水産部・森林整備課に聞きました。
 現在、和歌山県内に風力発電計画は何ヶ所か?「8ヶ所予定されている。他はまだ未定なので公表できない。」
 
 例えば滋賀県のように、環境調査の厳しい基準を独自に持つ県もあるが、夥しい計画が和歌山に集中している事について、どういう見解か?「和歌山に多いのは環境基準の問題ではなく、風が良い・海外から風車を運ぶ港がある・大阪への送電線を持つ、この三点です。」
 
 森林組合の所有する山についての風力発電許可に関して、県は介入しているか?「県森林組合連合会に訊いて欲しい。」
 
 最も危惧している事は、15〜17年の事業期間の後の問題。それについてどう考えているか?「・・・」現在稼働している風車には10年以上の実績が無いのですが。「それは知りませんでした。」
 
 災害防止・水害防止・水の確保・環境保全の4項目についてチェックされているそうですが、事業者が調査を開始した時点では住民も地権者も何も知らないというのは変です。
 森林組合の制度もよくわからず、日高町側の山の所有者とされる森林組合は、県の管轄である森林組合連合会ではなく、生産森林組合というものだそうです。由良町側の地権者に「もし反対したとしても、山の反対側の日高町は森林組合の所有だから、OKが出ている。向こう側にずれて建つだけだ。」
との事業者の説明だったそうですが、
個人の集まりの組合なら個々の所有の
山と大きな差があるのでしょうか?教えていただいた組合に、何度か電話しましたが繋がりませんでした。
 
 県内8ヶ所という数字も、一町でわかっている数字を比較しても半分でした
。県民の皆さんは、来年には100〜200基の風車が和歌山の峰々に建つという事を知っているのでしょうか?
 
 奈良の友人Nさん
「人間も山に棲む生き物も、皆静寂が必要やのになぁ。」
        (tanpopo)
 
 
 

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