2007年9月29日土曜日

聞こえない騒音

 汐見先生の著書「左脳受容説  低周波音被害の謎を追う」
が出版され、沢山お送り頂きました。
 お礼の電話の中、お会いする事になりお宅に伺いました。
風力に関する新聞各紙の切り抜き、低周波音被害者が書かれた
手記等のコピーを頂戴しました。
 
 そして、今日届いたばかりだという厚い封筒を差し出され、
「まさにあなたが来られるのを知っていたようですね。」と仰
られ、中身を見せていただきました。
 アマチュアのライターという横浜のTさん。この方は、風車の
低周波音被害に苦しんでいる方々のことを、何らかの形で多くの
人に知ってもらいたいと思っている方です。イギリス人の医師の
論文(イギリスの風車被害を調べ、何故風車で被害が起こるのかを
解明しようとしている)を訳し、汐見先生にご教示いただきたいと
真摯に訴えていらっしゃいます。
 近々、この方が取材した静岡の低周波騒音音被害に関する記事
が、「週刊金曜日」に掲載されるそうです
 
 これも何かのご縁と、一度お話をしてみたいと思っています。

2007年9月25日火曜日

伊方町の低周波測定について訊きました

 今月の中旬位に、低周波音測定の結果が出るとの事でしたので
、伊方町役場に電話で訊きました。
 「まだ結果が出ていません。結果をまとめたものが出来る予定
で役場と住民に届く事になっています。」
 それは、何処が作り、希望すれば分けて頂けるのでしょうか?
 「丸紅が作成し、一般の方への配布は無理かと思います。本社
の再生可能エネルギーチームのKさんにお訊ね下さい。」
 東京本社に電話して訊きました。
 「結果は今週中に出ます。まとめたものは住民の為のものです
から、住民以外の方には出せません。」
 
 出せないとの返答の前に、こちらの身分と理由を訊かれました
ので、和歌山でも同じような健康被害が出たのでと述べました。
多くの建設予定地から質問を受けているようで、町役場のTさん
も、「窓口はこちらですので、本社への直接の電話はなるべく・
・・」との事で、「結果は良い方向だという風に聞いています。」
と話されました。
 ここの調査は、何故にこうも時間がかかっているのでしょう?
40年間、低周波音専門の研究に携わっていらっしゃる汐見先生の
測定は、風車があまり回っていない状態でも可能でした。勿論、
先生ご自身は、健康被害が最もひどかった状態の、夜間の測定を
望まれてはいらっしゃいましたけれど。
 外部には出せない調査結果の詳細とは何でしょう?
「住民の方にお借りしますので。」と丸紅の担当者には伝えてお
きました。
 

2007年9月24日月曜日

無望の会第七回

 由良町にて7回目の会を開きました。
 前回まで出席されていた事業者側のMさんが、病気の再発で
会社を退社されるとの事で、代わりの方に出てもらいたかった
のですが、社員が少ないので手が回らないとの理由で欠席。参
加者の「約束した事は、他の誰かが引き継いで結果を示すべき
ではないか。」との意見が出、文書で伝える事にしました。
 
 署名の集計をしました。
県内1974名、県外1127名、計3101名。今月中と伝えた方もいる
ので、もう少し増えると思います。この一人一人の署名は、
策だという大義名分や原発の事故による世論、クリーンなイメ
ージ等がメディアで流れる中で、よく考えて判断して書いて下
さった方々の重みのある署名です。
 
 今後の会の開催については、皆さんの意見が引き続き今後も
定期的に開いて行くとの事でしたので、大平山を始め県全体の
風力発電事業についても、目を離さず発信し続けたいと思いま
す。

2007年9月16日日曜日

大平山風力発電計画、大幅に変更に

 日高町の上志賀区が、風力発電事業に反対決議。
 それを受け、事業者側は風車を区域外に移す計画で、近く
新たな計画図を日高町に提出するとの事です。
 一地区でも着工に同意しなければ、関係省庁などへの書類
提出が出来なくなり、当初の10月着工は見送られる事が濃厚
となりました。
 
 以前に事業者に伺った話では、当初から土砂災害の心配を
され、頑と反対を唱えている方はお二人で、賛成者も多いと
の話でした。それが、臨時総会で34人中23人が反対し、反対
決議が成立したとの事です。
 由良町でもそのニュースにほっとされた方もいて、今後こ
の動きが他地区に広まる事も有り得る事だと思います。
 
 他地区の皆さまへ
 まだ着工されてもいないのに、何故諦めるのでしょう?
「反対しているのではない。」などと、訳のわからない言葉
遊びをしているのなら、「一基もいらない!」と素直に言葉
にして『たいせつなもの』を守る決意表明をなさっては如何
でしょう。
 上志賀の方々の一石に、心より敬意を表する者です。
 
 
 この大きなニュースを話題に、M記者さんとお話しました。
低周波音による被害で夜間停止になっている所を調べていら
っしゃるのですが、和歌山・愛媛の他にもあるようですとの
事でした。

2007年9月13日木曜日

署名活動

 一週間ぶりに戻り、留守中に届いた署名の入った封書を開け
、一筆箋に書かれたひとつひとつの言葉に、胸が一杯になりま
した。
 
 「確実に理解が得られてきている気がしています。」との東
京の友人より届いたメールを読んだ後に頂いたお電話でも、同
じ言葉を頂きました。
 
 同級生が集まった場所(東京)でも、署名用紙を回して下さっ
たMさん。現在手元にある分だけ先にと17枚約130名の署名が同
封されていました。総て県外の方たちの署名です。
 比して、市内の知人より「私も自然の二文字を以前より大切
に思っています。早速コピーを致し賛同協力と運びましたが、
身近な親友達のおもわぬ無理解にショックを感じております。」
と、少ないけれどと二枚の用紙が同封されて来ました。「柏崎
原発の事故が関係しているのでしょう。大変申し訳ありません。
」と結ばれていて、その方のお心に深く頭を下げました。
 和歌山に住む人々が、身近で起こっていることを真に知ろう
ともしない。比して、県外に住む人たちが、和歌山で起きてい
ることに関心を持ち、進んで景観を守る署名をしているという
現実。
 
 奈良の親友へ
『すばらしい。万感。』の文字を、こころよりうれしく拝しま
した。ありがとうございました。

2007年9月6日木曜日

励ましの力

 工房を訪れて下さった方々より届く、署名に添えられたお手
紙に、感動の日々です。
 山間地に住むYさん。「事実を知り驚くと同時に、もしこれが
自分たちの処に起きた問題だったら、何も知らず考えもせずに
賛成の立場を取っていたかもしれないと思うとぞっとしました。
私達も、人事でなく自分達の事として学びたいと思います。又
色々とお教え願えますでしょうか。一度こちらへもいらして下
さい。」
他にも同じ様なお手紙を、何人かの方々よりいただきました。
 
 コンサートでお世話になったT先生。この方は、ボランティア
活動にも積極的で、工房に来られて古い家の魅力を再認識、ご
自分の古い山の家を改装され、週末はそちらで生活されていら
っしゃるそうです。
 T先生からも100名余の署名が届きました。「応援しています
。頑張ってください!」とのお手紙は、簡潔でいて真にありが
たいものでした。
 
 大阪の女性から頂いたお手紙。「たいせつなことです。お身
、おいといくださいませ。」
83才の10数年来の友人Wさんの知人で、一度工房にいらっしゃっ
て以来、何かと心配りして下さいます。「こころばかり」と書
かれた御品もやさしさそのものでした。この方の娘さんは、小
学校の校長先生で、その方の署名もいただきました。
 
 皆さんの想いは、たんぽぽの種子の如く遠く遠く飛んで、必
ず根づくと信じます。
             感謝にて。
 
 

2007年9月4日火曜日

無望の会・ 七回目のご案内

 (日時) 9月24日(月) 10時〜12時
 (場所) 由良町
    詳しくは蒲公英工房(TEL 489−2436)でお訊ね下さい
 
 今回は集めた要望書の署名を持ち寄り、県へ提出する相談と
今後の会の活動について語りたいと思います。
 
 M紙の記者さんとお話する機会がありました。
「そろそろ、メディアの方々も動かれては」との意見に対して
、「近々取材したものをまとめたいと思っています。」との事
でした。
 その記者さんにも汐見先生の調査データもお渡ししました。
 そのデータをご覧になりたい方は、蒲公英迄ご請求下さい。