2007年12月25日火曜日

『自然と人間』

フリーライター鶴田由紀さんより、「自然と人間」一月号が
送られてきました。
 
先日、載る事になりましたとのメールを頂いていたのですが
、届いてびっくり。「『温暖化対策』の不都合な真実」と題
した巻頭特集三本の一つなのです。
由紀さんのレポートは、「風車は本当に環境にやさしいか?」
もう二本は、「南北格差をげる『温暖化対策』」と、「バイ
オ燃料が途上国の食料を奪う」です。
思わず、「おめでとうございます!」と書き送りました。イ
ギリス人医師の低周波音に関しての報告なども織り込まれて
読み応えのあるレポートになっています。
 
是非、書店にてお買い求めの上、周りの方々にも読んでいた
だいてください。
 
今年、風力問題に関わる事で、今までにみえなかったものを
たくさん見せていただきました。(受け入れ難き事も)
そんな折、鶴田さんとお出会いし、苦労して翻訳されたもの
を一番に送って下さり、感想を求められる事で、信を深くし
て歩を進めることが出来ました。
 
『遺るものは、清きもの』と、陰で支え続けてくれたパート
ナーの言魂にも感謝です。
              (tanpopo)

県知事宛に再度回答を要望しました

和歌山県知事 仁坂吉伸様
 
 私は、先般(10月23日)県・循環型社会推進課長 高木一郎氏を通じ、仁坂知事宛に風力発電事業に関する要望書と約4000名の署名を提出した者です。
 
 その回答が12月11日に届きました。
『知事への文書報告を経た上で、関係部局と協議・・・』との高木氏の文面ですが、仁坂知事宛に提出した要望書の回答は、仁坂知事ご自身よりの正式回答序文もしくは「知事の指示により」との一文を入れた回答であってしかるべきではないかと考えます。
 
 又、正式な回答であるのであれば、回答者名も明記すべきであろうと考えます。循環型社会推進課長のお名前は存じておりますが、森林整備課長・都市政策課長のお名前が
ありません。
 
 三点の要望中、県独自のガイドラインに関する回答、情報開示に関する回答の二点に関しましては、こちらとしましても目を離すことなく厳しく見て行きたく思っておりますので、より質の高い県政を目指していただく事を切望します。
 
 もう一点の景観に関する点におきましては、再度回答願います。
回答文中、「すべての地域で同じような景観でなければならないということではないと考えております。」で、「考えている」のはどなたが考えていて、その根拠は何でしょうか?
わたしたちは、「総ての地域で同じ景観に」などと一度も意見として申した事はございません。
 又、「それぞれの地域にお住まいの皆様が、その地域に相応しいと思える景観を保全
・継承できるよう、県民の皆様のご意見をお聞きし」とありますが、風力発電に関する景観とは林立してみなければわからないものではありませんか?それをどのように県民の皆さんに問われるのでしょうか。
 「県民の意見」とは、具体的にはどのような形で「訊く」のでしょうか?今回の4000名近い(その後届いた署名もありました)人の意見は必ず参考になさっていただけるものと思っております。観光を主とした発展を望んでいらっしゃる仁坂知事におかれましては、多くの県外の方々も「和歌山の景観に風車は似合わない!」との意志を表明された
事も、重く受けとめていただきたく思っております。
 
         和歌山の「いのち」と「景観」を危惧する者一同
                         世話役  黒田街子
 

 尚、回答並びにこの問い等の総てを、県内のみならず県外の風力について考える活動をしている方々にも広く公開しております。
 

 

2007年12月12日水曜日

県よりの回答

一週間ぶりに戻りました。
県・環境生活部 循環型社会推進課長高木一郎氏より、県の
回答が文書で届いていました。
 
回答者は、高木氏と県・農林水産部 森林整備課長、県土整
備部 都市政策課長となっています。
 
「重要な課題ですので、これからも研究して参りたい」と前
置きし、要望の三項目について以下のような回答でした。
 
・県独自のガイドラインについて
 「現在適用されている国の制度等を考慮しながら、今後必
要となれば、県独自のガイドライン策定についても検討させ
ていただきたいと考えております。」
 
・情報開示について
 「県への報告等が義務づけられていないため、不正確な情
報しか持ち合わせておらず、適切な回答が出来ないこともご
ざいます。今後は、関係する部局にも照会の上でお返事する
ようにしたいと考えております。」
 
・景観について
 「(文化的景観・優れた自然景観はかけがえのない財産と
認識)ただ、地域の特色によってその景観のあり方も違って
くるものであり、すべての地域で同じような景観でなければ
ならないということではないと考えております。それぞれの
地域にお住まいの皆様が、その地域に相応しいと思える景観
を保全・継承できるよう、県民の皆様のご意見をお聞きしな
がら取り組んで参りたいと考えております。」
 
最後に、「風力発電の整備に関し、地元への説明・理解を得
上で進めるよう、国から事業者に指導されているが、県か
も機会を捉え、その旨伝えたい」と結んでいます。
 
特に、景観の部分で納得できないので、近々回答者宛に質問
したいと思います。
O氏よりの電話でも、「県の景観保全条例に関して、風車が
景観にそぐわないという意見を出す事が大事」との事でした
が、20基ほど建ってからでは遅いと思います。どういう方
法で県民の意見を訊くのかを明確にし、そこへ県民が意見を
出していくという行動をとる事でしょう。