2007年8月30日木曜日

続いて、低周波音の調査について

担当者に、低周波音の調査について訊きました。「事業者(丸紅)が、調査しており、近々結果が出ます。」

今日の朝日に、『風力発電、割れる評価』との記事が出ています。
決定の早い段階での環境アセス(調査)を求める団体に対して、経産省や事業者側は導入に否定的との事。
先進国では例外だとありますが、先進国ではないという事でしょう。
事業者側のアセスは問題で、結果が大きく異なるとも書かれていますが、伊方のアセスはどうでしょう?

署名の要望の一つ、県がアセスの権限を持つという事は、災難を防ぐ最も有効な策!

伊方町役場に訊きました

署名活動中、「風力発電は問題があるそうですね」と仰る方の大半が、愛媛県伊方町で起きているニュースをテレビで見たというものです。

それで詳しい事を訊きたいと、伊方町役場に電話しました。
昨年の12月に試運転、苦情が出て一月には夜間停止したそうです。20基の中4基を、夕方6時から翌朝8時迄停止。
騒音の調査はしましたか?
「シュミレーションと実際はどうか、環境基準の夜間の45デシベルという数値も調べました。対策として、防音サッシとエアコン設置で問題を回避できれば、夜の運転も再開したい。」との事でした。

2007年8月28日火曜日

無望の会第六回、開きました。

 事業者側から毎回参加されていたMさんより、病気の再発で
会社を退社されたという速達が届きました。福岡の本社には、
技術者が三名しかおらず、九州で二ヶ所の工事準備でこちら
まで出向く事が不可能とのお詫びの手紙でした。
 前回の収支報告の質問についての数値提出の約束を果たせ
ない事についても詫び、低周波音についてはメーカーに調査
を依頼しているので何らかの形で伝えたいとの事でした。
 
 参加者の一人、元金融関係にお勤めのKさんより、ジャネッ
クスの会社履歴が届きました。設立当初の資本金が1000万で
あったのに、三年足らずで二億円になっており、発行済株式
も僅か200株から4000株という数字が記されています。全国で
20ヶ所以上の工事を計画(和歌山の一ヶ所だけでも一基5億、
12基で60億の総工費)している会社の履歴です。素人のわたし
でも考えられない数値が、なぜ堂々とまかりとおるのでしょう
か?
 
 午後の「紀州名所図会について」の講師Eさんも参加され、
「環境問題に対する小市民的立場から」と題してお話があり
ました。とてもわかりやすく論点を整理されており、如何に
環境問題を広く学ばれていらっしゃり、深い思慮の上でのお
話かと参加者の皆さん(風力に賛成でも反対でもないという方
も)納得されました。
失礼になるやもしれませんが、要略を記してみましょう。
 
 ・地球環境の悪化とは何か    石油の大量消費
 ・地球環境の悪化の二大要因   電力・交通
 ・電力生産の技法  水力・火力・原子力
  クリーンエネルギー(水力・風力・原子力・太陽光・波力)
   全てに大規模な装置が必要
   装置を作るためのエネルギー消費
   稼働のための人力・資力
   メンテナンスの不要な装置などない
  発電効率=売電価格
  水・火・原子力のコストの総トータルに利潤発生
  風力・太陽光=低効率(赤字)
 ・環境とは何か
   豊かな緑、澄んだ水、空気
  地表=農地の減少 開発による破壊
  大気=オゾン層の減少など
  生物=動植物の絶滅(人類の生存危機)
 ・環境悪化
  天災  人災=過失・装置の稼働がもたらす持続的影響
 
 今、ここで風力発電機に反対する事の意味は何か?
 「良いことずくめ」ということはありえない
 名目的正当性のまやかし
 ファッショ的な考え方に対するアンチテーゼとして
 小市民的「総論賛成、各論反対」のすすめ
 (賛成派であっても個別には反対でもよいのでは)
 生活者の視点から
 (自分たちに向かってくるリスクをはなかえすのは自分たち)
 
 最後に、「記録し、発信することの意義」として、このブロ
グに讃をいただきました。低周波音による健康被害を強く世論
に訴えなければとの意見もいただきました。感謝にて。
 
 

2007年8月25日土曜日

想いが実を結ぶように

 風力発電の事を学び、事実を伝えなければとの想いを強く
し、最初にお話させていただいた人たちがいます。環境に関
する活動をしている方々です。
 その中の一人、Nさんは10年前に雑賀崎に埋め立て問題が起
きた時に知り合った方です。わたしは、『海生(うみ)の会』
という勉強会を企画、雑賀崎の海で起きている事について学
びましょうと呼びかけました。現地見学会、ビッグ愛の会議
室でのビデオ上映、そしてコンサート等。既に産業廃棄物を
埋め立てる事業が決まって後の事です。
 Nさん達地元の旅館の方々が主となり、多くの署名が集まっ
て、埋め立ては撤回されました。その折に雑賀崎に伝わる「
はなふり」の伝説(お彼岸に雑賀崎から夕日をみると天から蓮
の花のようなものが降ってきたというもの)が話題になり、以
来一つのお彼岸の行事になっています。
 
 今回Nさんは、「この私でも風車は良いものだと思っていた
のですから、署名を伝えるのは難しいです。」と仰いました。
敢えて、実際に起こっている事はおわかりでしょうかと訊くと
、「よくわからないんです。ニュースも新聞もあまり読んでな
くて。」との事でした。「はなふりが題材の小説が出たそうで
すね。読まれていないのでしたら、友人が送りましょうと言っ
ていますが。」と話すと、「そうですか。出るという事は聞い
ていたので、仲間が買うと思います。」と。
 
 Nさんの電話の後で、環境ネットの活動に携わっていらっしゃ
るHさんにお電話しました。Hさんとの話は早く、要点のみで片
付きました。署名の期限、次回の会の案内、資料の送付等。
「9月までに署名を集めます。一度、会に出たいので案内のFAX
をいただけますか。」とのお返事でした。
 
 Nさんに、Hさんの返事と共に、「山に縁あってもうすぐ6年。
ずっと海の事を考えての生活でした。Nさんは、山を見ています
か?」とFAXさせていただきました。
 
 10年後、風力発電はどうなっているでしょう。
 現在の小さな小さな活動が、大地に根を張っていますように!
 
 
 
 

2007年8月23日木曜日

汐見先生よりの報告

 一週間の出張より戻りましたら、汐見先生より先日の低周波音
測定をまとめられたものが届いていました。
 広川町のUさん宅での聞き取り調査と詳細な検証データを元に、
考察をまとめられています。
 これらの事は、11章からなるご本の第11章「日本の風力発電に
未来はあるか?」に入り、近々出版されます。先生は最後の方で
、「風力発電の騒音問題に、低周波音問題を無視する事は許され
ず、その事は、この国の風力発電の住民被害を、外国と同列に論
ずることは許されないという事になります。」と、書かれていま
す。
 風が弱くても風車が稼働すれば、10ヘルツという低い低周波音
域に低周波音が発生する事が証明されたという事は、「今後の風
力発電による被害発生の防波堤に」との一途な想いで動かれた先
生にとって、一歩前進かと思います。
 ただ、今後の課題として、異なるメーカーの風車ではどうか、
多数の風車が併設されたらどうか、距離の問題は、等多くの課題
が残されています。
 
 留守中、多くの方々より署名が届いていました。
海南市のMさんからは、100名余の署名が届きました。薬膳料理に
関心を持ち、工房主宰の集まりに参加して下さると、昔からの薬
草の話題に花が咲く方です。
 
 パソコンで情報を得る事に全く関心のない、調べるのは常に書
籍でと仰るEさんは、『正しい事をきちんと知らせる事が大事』と
アドバイスを下さいました。その点でも、今回の汐見先生の検証
と考察を、皆さんに伝えなければと思っています。
                          (tanpopo)

2007年8月16日木曜日

兵庫・島根・長野各県のガイドライン

 まず、兵庫県。風力発電施設の騒音に対して、県の規制基準
を決め、工事を始める前に届け出を義務付け、基準を上回る騒
音には知事が改善等を要求できるとの改正がなされたとの事。
担当者に訊きましたが、低周波音に関しては国があいまいなの
で従っている、他の基準もNEDOの規定によるとの話で、何がど
う改正なのかあいまいな回答でした。
 
 次に島根県。風力発電所建設について、事業計画段階で業者
が実施する環境アセスメントに県知事が関与できるとする、県
の自立指針「風力発電環境影響調査」のガイドラインが、去年
の6月に制定されています。担当者の方の対応も大変親切で、
10月稼働予定の機種(低周波音測定の為の同じ機種)に関して
、どの様な測定データがあるか調べて報告しますとの事。何月
に何機どの事業者の申請と着工・稼働の状態が明確でした。和
歌県の対応と、全く異なるものでした。
 
 長野県に関しては、「根子岳の風力発電連絡協議会」http:
//sugadairanr.com/default.aspxのサイトを開いてみて下さい
 菅平市長宛に11491名の反対署名を提出したそうで、第
二次署名を集めています。ここでは、最初から市側も出席し、
説明会の模様を市民に広報するとしています。県のガイドライ
ンがどう変わっているか、質疑応答の全容もわかります。
 
 根子岳の連絡協議会には、日本野鳥の会・菅平自然研究会・
県自然保護連盟・県山岳環境保全研究会etc・・・沢山の方々
が関わっています。
 自然は何よりも大切、そしてそこに生きる(生まれて来る)
人々の健康はもっと大切。県独自のガイドラインを早々に作ら
れた所と、作ろうともしていない我県。数年後、その差が出る
のは明らかでしょう。

2007年8月15日水曜日

「無望の会」六回目のご案内

〈日時〉8月26日 10時より
〈場所〉蒲公英工房

今回も午後の茅の会の日に合わせて開きます。今月の茅の会は、『紀伊名所図会』について、地方史研究会の江本さんと帯伊書店の高市さんのお話です。こちらもご参加下さい。
200通近い署名依頼を郵送しました。切手代・メール便代もばかになりませんが、戻ってくる署名の中に切手が入っていたりします。
工房を訪れて下さった方々の中から、印象に残る方にも署名依頼を送らせていただいています。

今日工房を訪れた若いお二人は"頑張って下さい"と、署名用紙を持ち帰られました。

2007年8月13日月曜日

低周波音の測定

 汐見先生と共に広川町のUさん宅を訪ね、低周波音の測定を
しました。
 先日に比べると風があり、早速襖や障子が震えてその振動
音で眠れなかったという部屋で測定しました。その状況通り
に、サッシを閉め内側のガラス障子も閉め、扇風機やクーラ
ー等一切の音無しの測定です。
 10回の測定で、低周波音である事がわかりました。Uさんは
前回の測定時にお渡ししておいた、汐見先生のご本を読まれ、
やっと自分の症状を納得したと仰いました。その折には眠れな
い事により起こっていると思っていた症状(胃の痛み・肩こり
・吐き気等)が、低周波の症状によるものであるである事がわ
かりましたと。
 夜間(10時〜5時)に止まってからも、羽根の向きが変わる折
の音はしますが、眠れるので以前のような事は無くなりました
との事。
 
 風のきつい日(1〜2月は特に)は、昼間でも気になりますと奥
さまが仰っておられましたが、ご主人の方が強く感じる様で、
日中は家に居ないので良いけれど、24時間だったら大変な事だ
ったでしょうねと。
 これから建設される場所付近の住民の方々より、風車の被害
についてのお訊ねがあるそうですが、まさか自分達の身にこん
な被害が起こるなど思ってもみなかった、風の強い日に体感し
てみて下さいとアドバイスされているそうです。
 
 お話を伺っている時に、風車が完全に止まりました。そこで
再度測定しました。前のデータとは全く異なるもので、これで
一つの証明になりますと、汐見先生が喜ばれました。
 今回のデータは、一例としての研究データですが、風の強い
日にも是非測って下さいとのUさんの依頼もありました。
 
 汐見先生もわたしも、健康被害を何とか最小限にと動いてい
ます。
 でも、この仕事を率先して行わなければいけないのは、国策
して推進している国です。
 わたし達が県知事宛に署名活動をしているのも、国がそれを
しないなら、県なりのガイドラインを決めて環境全般に対する
調査を義務づけて欲しいと希うからです。
 これを行っているのは長野県。騒音に関する規制も加えて県
の条例の規則改正を行った兵庫県。島根県もNEDOの基準を元に、
県なりの自立指針が出来ているそうです。
 
 ただ、何処に訊いても低周波音の測定に関しては、国の研究
が進んでいないのでと言葉を濁されました。
 今日の結果については、汐見先生がまとめて下さいます。

無望の会 (五回目) を開きました

 ジャネックス(事業者)より一名、一般参加者11名。
 まず、地権者であるYさんより、前回の工事の収支表につい
て、関電への売電価格が一定かどうか、契約書を見せて欲しい
との質問がありました。本契約は稼働した時点の事なので、着
工時に仮契約をした時点で明らかにしたいとの返事。
 又、毎回参加されているKさん(元・金融関係勤務)より収支
表に関しての詳細な指摘がありました。
 一基5億3000万という予算の5000万(撤去費用・借地料)を差し
引いた4億8000万の三分の一の補助を、国から受けるのだそうで
す。当初、一基2億という話はいつから2倍以上になったのかの
問いには、それは本体部分の話で、道路や基礎工事・運搬費・
配電に関する費用が同じ位かかるとの説明。
 
 汐見先生も資料を作って下さり、参加者に配られて説明して
下さいました。騒音被害と低周波音被害との相違についてわか
りやすく表にまとめて下さっています。全く異なるものである
のに今までの低周波音被害がそうであったように、区別せずに
気安く測定・防音対策を行い、誠意ある対応をしたと主張する
のが通例で、ここから低周波音被害者の苦難の道が始まるので
すが、風力発電でも同じような事が行われ始めているようだと
の指摘です。
 事業者側は、同じ風車(デンマークの技術を買って日本で作ら
れている)で低周波音を測定しなければ意味がないので、10月に
島根で稼働するもので測るというのですが、同じものが北海道
に一基あるとの事を通産省に聞いたので、確かな業者2社以上で
の計測をお願いしました。
 
 日高側で反対者がいるという話については、水の問題が争点
だとの事。工事後に床上浸水(過去に床下浸水有り)が起きない
か、池に赤水が出ないかについての、納得できる説明を要求し
ています。
 おかしな話ですが、当初由良側には日高側は誰も反対してい
ないと言い、日高側には由良側に反対者はいないと説明したと
いうのですから話になりません。
 
 最後の方で、参加者の一人より「風力の問題点・悪い点ばか
りが挙げられているが、何故風力発電計画がここまで広まって
いるかの必要性も論じては」との意見がありました。
 先日の朝日新聞の地球温暖化に関しての特集記事がその答え
の一部になると思うのですが、、有識者の方々が意見をそれぞ
れ述べていらっしゃいました。『これといった対策は無い、国
民一人一人がエネルギー問題を自分自身の事としっかりとらえ
、節電を実行するしかない。』が結論でした。
そう話しましたら、「そうなんです。みんなが節電するしかな
いんですよ。」と、事業者の弁。
「それなら、多額の国費使わんといてほしいなぁ。」と、思わず
参加者から声が。
 
 
 
 
 

2007年8月9日木曜日

全国の小・中・高校の理科担当教官の方々へ

 環境教育を実践されている学校並びに理科教育に力をいれて
いらっしゃる学校宛に、『科学は真理の探究を目指します。勇
気と良心に向けて』と題し、風力発電は本当にクリーンなもの
かの問いかけを発信しています。
 これは、『無望の会』応援団の一員の提案です。各ホームペ
ージを読ませていただいていると、多々勉強になります。返事
が届きましたら、随時掲載させていただきます。
 
 昨日、YさんよりK寺の事業が広川の方にずれる事がほぼ決ま
ったという報告が届きました。関係者の方々はほっとされてい
らっしっしゃる事でしょう。
 実を申しますと、わたしがこの問題に関わったのはK寺との
ご縁からではあるのですが、私自身がK寺が解決すれば良いと
思われている節があり、「そうではありません。」と度々申し
あげてきました。Y県議が調べたというデータも、最初に電話
をしてきたT町議も、K寺の件に関する事ばかりの話でした。
 
 この県の風力発電計画に関する運動は始まったばかりです。
何一つ真なるものに向かって動いていません。
 朝、経済産業省・新エネルギー課に電話しました。「大平山
に関しては、町長も地区長も賛成とした結果で動いているので
すから、幼稚園の子のような事を言われても」と、担当者が言
葉にされ、即「言いすぎました。撤回します。」と。
 名前・身分を明らかにし、「何処に訊けば良いのかわからな
いので教えていただけますか?」との問いの返事です。反対の
ニュアンスに聞こえたにしても、落ち着いた説明が訊きたいも
のでした。

2007年8月7日火曜日

報道の役目

 前回の紀伊民報の記事が、二年前のものだった事がわかりま
した。インターネットで取り出した資料が届き、最近のものだ
と思いこんだのですが、紀伊民報に訊ねて判明しました。どう
りで、記事に誤りがあると納得がいかない面があったはずでし
た。
 
 二年前に、毅然とその記事を書いた記者の方とは話が出来ま
せんでしたが、その後の記事の経過を教えていただきたい、紀
北・中紀の情報はつかめても、南紀の事は情報が入って来ない
のでと、伝えました。
 その後に、紀伊民報で扱われた風力発電に関する記事を知り
たいと話すと、「その後は、一切ありません。」との事。何故
でしょうか?他のメディアに出ない記事が出ているとうれしか
ったのですがと問うと、「・・・」。答えられない事でしょう
か?と訊いても返答無しでした。
 
 広川町の健康被害はどうして表に出てこないのでしょう?
国をあげてハイブリッド車を世界市場に出さなければいけない
といっても、電磁波の問題は問題だし、風力発電機の騒音(低
周波音)問題が各地で発生しているのも現実の事です。
 
 報道の役目とは、『真実を民に伝える』のでなくて何でしょ
う?報道の自由こそが法治国家である証明だと思います。
 
 

紀伊民報を読んで

 8月2日・3日付の紀伊民報、風力発電計画に関する記事が
届きました。関西電力が、果無山脈(中辺路・龍神村・十
津川)の尾根に、100〜120mの風車を7〜14基、2007年の
着工を目ざしているとの記事が掲載されています。
 
『果無山脈に風車が並べば世界遺産に登録された熊野古道
からも目に入る事になり、来年二月に熊野古道の保存管理
計画を、ユネスコに提出しなければいけない県は、風車等
の人工的構造物をどう評価するか、頭を痛めている。
周辺にはブナやゴヨウツツジ・ヒメシャラなど、紀伊半島
でも少なくなった自然林が残り、絶滅が危ぶまれている野
鳥も多く生息している。』
 
 風力発電計画についての賛否についてもふれられていて、
景観から断念した鳥取の例、観光スポットになっている鹿
島灘の例があげられ、県内で日高川町では住民による誘致
運動が始まったと書かれています。
 
『もっと情報提供と議論を』とタイトルがついています
が、明日にでも「誰に情報提供を呼びかけ、議論せよと訴
えていらっしゃるのかお訊きしてみます。
 わたし達が景観の署名活動をしている事も載せていただ
きます。先日の記事にも誤りがありましたが、今回の記事
中にも由良町が抜けていますし、実現に近いとされている
地域もわたしが調べた地区が抜けています。
 詳しく載せていただいている事には感謝(全国紙が掲載
しないので)します。、「起こっている事を伝える」そん
な当たり前の事を書いていただけない地方紙もあります。
 
 
 

2007年8月3日金曜日

県議Yさんとの話し合い

 無望の会一回目に参加されたUさんの
提案で、県議のYさんと三人で会談しました。
 まず、Uさんがこの時期にこの様な機
会を持つ事の意味を語られました。次に、わたしの方から風力発電計画についての概略を説明し、いまこの県に起こっている事の実態を説明しました。
丁度この日に届いた資料(島根・長野が兵庫に続いて風力発電の手続きに関する県独自のガイドラインを作る方向だとのニュース)を示し、和歌山においては全くひとごとのような県側の応対であった事を伝えましたが、これに
関しては何もご存知ではなく、資料を興味深く読んでおられました。
 県側の説明としては、平成9年に作った「和歌山県新エネルギービジョン」
を作りなおす予定であるとの事でした
。その8年前の資料によると、和歌山県
新エネルギー検討委員会を平成9年より施行との事、委員名簿には和歌山大学システム工学部教授・関西電力役職・
大成建設設計室・三洋電気(株)開発本部等のお名前があります。
 太陽光・太陽熱の導入が主な事業ですが、国の助成制度一覧に風力開発フィールドテスト事業があります。
 新エネルギー導入への行動計画に、「千葉山シンボルタワーの風力発電」
として、千葉山と鷲ヶ峰の3ヶ所での調査の詳細が記されています。
 
 Yさんは、次の新エネルギービジョンを作成する折には、県なりのガイドラインを示す方向で考えたいとの事でした。次の議会でも取り上げますとも仰っていましたので、急務な事ではあるけれども関心を持っていただいた事で今日の会の意味はあったと思います。
 Uさんが「最初の会で、新聞記者さんが『今日本で起こっている最も大きな問題なんです。』と話された事がずっと耳に残っています。」と仰いました
どれだけの日本人がその事を真に理解出来ているのでしょうか?
 
      (tanpopo)
 
 
 

2007年8月2日木曜日

風力発電による健康被害

愛媛県伊方町の風車騒音については、ABCテレビで放映されたので、観られた方も多いようです。
200mの所に住む方々が、夜寝れない・頭痛がする・一ケ月で4キロやせたとの訴えで、夜間停止に。

広川町のUさんに伺うと、「夜、サッシがあって、ガラス障子がある部屋の襖がゆれて音がして眠れず、止めてもらいました。」との事。
二軒隣の方に伺うと、「夜間止まった後も耳障りな音がして、気になると眠れないんです。」との話。
風車が建つ折も何も知らされず、こんな事が我身に起こるなど予想もしなかった事だと仰っていました。