2007年7月31日火曜日

関西電力和歌山支店に訊きました

 先日の事業者側が出してきた試算書について疑問があり、関西電力に訊きました。
 まず、売電価格が17年間変わらないという話だったのですが、そんな事はありえないですとの回答。事業者個別に契約し、契約時期・発電力により違ってくるので一定ではないとの事でした。
 その契約内容についての詳細は、明らかに出来ないので、事業者に契約内容を提示してもらって下さいとの事。
 
 では、事業者側が17年分とした収支計算とは、一体何なのでしょう?
 別の事業者(着工中)に、風力発電機が林立してくると売電価格が急落するそうですね?と訊ねた時も、関電との価格は決まっているのでそんな事は無いと言い切りました。
 
 北海道電力は、今後電力を買わないので、北海道には風力発電機は建てられないのですが、関電も多くなりすぎたら買わないという事もありますか?と訊ねたら、その時にならないとわからないとの返事
 
 一番知りたかった事は、いつ契約書を交わすのか?という事ですが、稼働し発電することがはっきりわかってからとの事でした。という事は、まだ着工もしていないのに契約が成立し得る
でしょうか?どこからの試算書であるのか。それを信じて17年間変わらずに
固定資産税が入ると信じていらっしゃるお役所の方々、借地料が減る(無くなる)など思いもしていない地権者の方々、もう少し調べてみたらどうでしょう?
 
 最後に本当の話です。
 先日、初めて我工房に事業者(設計事務所経営)が来られた折、来るなり離れの建物を計測しました。(勿論断り無しです)
会の始めに南海地震の話をされ、「地震対策として、あの離れはこの様な工事が必要ですね。」と図面を見せられました。「もう80年以上あのままで保っているのですから、壊れたときは寿命と観念しますから。」と答えたのですが、その事の意味がわかったのは戻られる時でした。
「先ほどの離れの件ですが、もしよろしければ、私共で工事させていただきますが。」???一呼吸して意味を理解し、必要ありませんと答えました。
人の弱みにつけこむとはもっての他、
そういう手法で落としていくのかと
憤りを感じています。
      (tanpopo)
 
 

様々な情報

 四回目の会の日の朝、市内に住む女性(何度かお会いした事のある)から電話をいただきました。
 「二酸化炭素を削減する画期的な機械があり、それを支援する輪が広まりつつあるので、今日の会で是非話をしてください。」というもの。直後に送られた10枚のFAXにさっと目を通しても
、20億という数字や賛助会員申し込み
等意味不明。
 わたしには、こういう時に強い味方
がいて、電話一本ですぐに調べてくれます。答えは「話さない方が良いでしょう。」
 東京にも似たようなケースがあり、
実体も無いのにクリーンなエネルギーの機械だと、お金だけを集めているのだそうです。
 
 もう一件、風力発電に関する話の中で、大阪でクリーンエネルギーの会があるとの情報を訊き、早速電話しました。後日、その会の月便りを送ってくれるとの話です。この会では、自分たちの力だけで風力発電機を和歌山に建てようとしているそうです。
 2〜3の質問をしました。風力発電についての健康被害をご存知でしょうか
?「ええ、問題が出ている所があるとは聞いていますが。」低周波音の被害についてはご存知ですか?「その事については何もしりません。」
 会員数が2万人とか、・・大学の教授が始めたとか仰ったのですが、ここも
年会費3000円を集めていて、わたしのような風力発電に疑問有りの立場の人間はお断りだそうです。
 
 インターネットを使っているわたしがいうのも変ですが、「ホームページを検索してください」といわれると、それが何?と思ってしまいます。
 
 この活動を始めて、数多くの方々が
わたしの工房のH.Pを開いて下さっているようですが、管理者が超多忙の為更新できていません。毎月最終日曜・一時からの「未来に語りかけよう」というテーマの『茅ぶきの集い』も丸三年になります。講師の方々もボランティアであるのに、再度お願いすれば皆さんO.K。小さな集まりですが、確かに存在する時空間を感じて、心にぽっとあかりがともっていくようです。このブログを読んで下さっている方々も、是非ご参加ください。
      (tanpopo)
 

「無望の会」五回目のご案内

次回は、8月12日(日)P.M7時より。
場所は由良町。詳しくは蒲公英(073-489-2436)でお尋ね下さい。

昨日、知人より署名用紙・説明文のコピーと封筒 が、どーんと届きました。
お礼の電話の中、"時間がかかるだろうけれども、誰かがやらなければいけない事です。犠牲が出てからでなければ止まらないでしょう。"と仰られました。

この県の人たちの県民性に、"青信号も赤信号も皆で渡る"という表現があります。"赤信号、皆で渡れば怖くない"とは聞きますが、青信号まで皆で渡るとは如何なものでしょう。
個々の判断が大事。

「無望の会」四回目

毎月恒例"茅の会"の前に、奥佐々の工房にて開きました。
参加者は、いつものメンバーと事業者側のジャネックスから一人。
前回と大きく変わっていた事は、"一人でも反対者がいれば工事できませんから"と、低周波音の測定を約束したのに、「10月着工は決まっているので、低周波音の測定は着工後、同じ機種を使ってやります」と変化。全国30ケ所を計画中のこの会社の福岡本社の社員数は12人。同じジャネックスの白浜での計画を尋ねても、全く知らなかったというお粗末。

国家プロジェクトとは何なのでしょうか?
( 7/29)

2007年7月28日土曜日

報道とは

 20日付紀伊民報によると、白浜町で風力発電機設置に向け、風況調査をしている事が判明したとの事。
 この会社は、由良町と日高町の境の大平山の業者ジャネックス(本社・長崎)で、中国・四国地方の25ヶ所で風況調査をしているそうです。
 疑問なのは、県内の大平山の風力発電計画が10月着工予定だという事に、全くふれていない事です。
 又、白浜町内の風況調査は、既に1999年にNEDO(新エネルギー・産業技術統合開発機構)の指導で済ませており、年間平均毎秒2.4メートルで、毎秒5メートルの基準を下回り、風力発電に適していないとの判断がなされたそうです。
 熊野古道の富田坂から1キロしか離れていないという場所というのも呆れる話です。
 
 署名活動をしていてよく訊かれる質問があります。
「そんな大規模のプロジェクトが進んでいるのに、良いものならなぜ大きく報道しないのでしょう?」
というものです。
 
 署名は、少しづつですが集まっています。メディアを『民意』で動かした
い!と、希っています。

2007年7月25日水曜日

由良風力発電(株)

 半日、汐見先生ご夫妻とご一緒させていただきました。
 広川町の風車に近い方のお話を伺いましたが、町側が窓の計測に来られたので近く二重サッシになる予定との事でした。夜間、止まっていても音が気になりますとの話もありました。
 
 由良町で閲覧公開されている事業者側の計画書を見ましたが、5センチ幅の中身に低周波音に関するものはたったの一ページでした。それも、調査対象外であるというものです。
 
 興国寺裏に計画されている5基の事業者側の説明会が7時からとの事で、参加しました。由良風力発電側が4名
、部品を依頼している三井造船側が3名、他自治会・興国寺檀家の方々20名程の集まりでした。
 何よりも静寂を基とする禅寺の裏山に建つ二基を認める訳にはいかないと
、お寺をあずかっている裕禅さんの強い主張にプラスし、事業者側の予期しなかった汐見先生の出現と低周波音の健康被害に関する先生の毅然としたお話に、参加者の方々も意を強くされた様でした。
 
 驚くばかりですが、興国寺の景観を損ねるとの事で出した改善案は、出来るだけ風車を下げるというものです。
風が命の風車の位置を下げればそれだけ風力は落ち、大した電力にはならない事が明白です。これには訳があり、二期工事の5基は取り止めになったかの
ようですが、実はその二基から繋げるのだという話もあるのです。
 
 汐見先生が、「低周波音被害の謎を問う」と題して、現在執筆中のご本の「日本の風力発電に未来はあるか?」の章(7ページ)をコピーして下さり、皆さんに配られました。
 汐見先生の事は、環境問題に毅然と立ち向かわれて来た方々と、わたし自身憧れていたご夫妻でしたが、こんな形で先生の最晩年をかけた研究(ご自身が仰られました)に協力させていただける倖せに、心より感謝いたします。
 

2007年7月22日日曜日

元関係者の話

こちらは女性三人で、元風力発電関係者に"本当の話"をお聞きしました。

一番懸念されていた事は、大阪ガスやユーラス(トヨタ関連・世界にも進出)の関係している業者は10数年後に起動しなくなっても放置される事はないが、子会社で切られる可能性大の事業者が多く、そのまま産業廃棄物になったものを誰が撤去する事になるのかという問題です。

又、電力会社に買電する価格が、現在いくら(10〜12.5円)だと言われても、これから多基建設されていくと価格は下がり、6円になる予想との事。

一基でも止めて下さいとの話でした。

加賀市の資料

隣の芦原市の風力発電計画について、加賀市が制作した資料が届きました。

加賀市長自ら反対声明を出しているとの話を聞いていましたが、その経過を見、対応の早さに驚いています。
事業者である電源開発側が鴨池観察館を訪れ、計画の存在を表明したのが18年の3月5日。何と二日後には観察館側は飛行ルート調査を実施、16日には市に連絡、4月28日に県庁にて説明会、5月26日には共同記者会見を開き、加賀市長・野鳥の会関係者が声明を発表しました。

我県でも、野鳥の会の方が地元紙に懸念を綴られていますが、声を大にと望みます。

2007年7月19日木曜日

その2

もう一つは、NHK教育テレビ、高校講座・地理「温暖化する地球」です。
オランダが国をあげて自転車を奨励している様子。
デンマークは、1988ー2000迄に27%の経済成長率をとげたのに、11%の二酸化炭素削減、風力発電のビジネスで15000人を雇用。
日本は1990ー2008年に6%削減目標が、2002年に8%増。14%削減を強いられている。
知らなかった事は、日本の会社が海外で植林しても削減になり、排出量取引というよその国が削減したものを購入する制度があり、何と20兆円の市場だそうです。
首都大・三上教授、「身近な事からやる事。」

二つの放送

出先で偶然環境に関する二つの放送を見ました。
一つはBSの「地球スクランブル」で、新エネルギー市場の話。エコファンドを立ち上げたアメリカの男性が、年収500万位あればと始めたのに何と半年で600億を売り上げたのだそうです。ロスで開かれた"2007ウィンドパワー見本市には、風力発電関連の会社が世界中から400社(前回は25社)集まり、どこに投資すれば儲かるかと必死でその男性が探している様子が映し出されていました。
バイオ燃料関連、次世代車などにも多くの投資家が殺到しており、エネルギーバブルが始まったとの報告でした。

2007年7月18日水曜日

誠実な応対

 広川町役場のKさんの誠実な応対に救われています。
 
 県の担当者が、風力発電計画が現在8ヶ所進んでいるという話でしたので、その詳細と事業者を訊こうとしましたら、「二ヶ所に訂正します。詳細はわかりません。」との事。
 日高町のSさんによると、「誰が訊いても工事中は何処、着工予定は何処、完成予定は何時と答える筈です。業者がわからないなどあるはずがない。」
 
 環境アセスメントに関する質問も、県の管轄ではないからわからないと仰るので、では経済産業省・新エネルギー対策課に訊けば良いのですねというと、いや環境調査そのものの義務づけがされていないのでとの話。
 
 公的機関の皆様、この掲示板をお読みいただいているそうですが、もう少し誠実にわかりやすい対応をお願いします。
 広川町役場の職員の方は、こちらが何を訊きたいかを理解し、その答えを誠実に伝えてくださいました。例えば風力発電と低周波音の問題についてどう理解しているのかとの質問に対し、
「4年前に、大阪で環境省が主催する
低周波音の研修会に参加しました。影響は無いだろうとの講師の話を聞いて
きました。低周波音を防ぐ窓(二重になった間に防ぐ物が入る)もあると聞いているので、被害が出ればそのような対応をしたいと考えています。」というように。
 
 来週、他の地区の説明会があり、参加して欲しい旨の連絡が入り、汐見先生も参加したいと仰るので、ご一緒します。
 
       (tanpopo)
 
 

2007年7月15日日曜日

その�

会の最後に、署名活動を始める旨、事業者にも伝えました。"和歌山にふさわしいかの景観を問う署名です"と。
世界遺産を持つ県に、遺産に通じる道から見える風車の景観は、果たして是かを県内外は元より海外からの署名も集めたいと思います。
由良町では、もう一ケ所K寺の裏山に着工が決まっています。事業者側によると、一切横の繋がりはないそうですが、県内の業者総てに「無望の会」に参加していただきたいと思います。

自分の足元だけを見ていては、この問題は何も解決しません。

目線は遥か彼方へ。

(蒲公英)

2007年7月14日土曜日

その�毅然と生きる

参加者の一人が、デメリットを問い、高額である事と生態系への影響との返答がありました。
そこで、低周波音の研究者・汐見先生が、健康被害に触れられ、毅然と「今すぐにおやめなさい!あなたもあなたの会社も大変な事になりますよ。」と忠告され、その気迫は見事でした。
低周波音の調査がなされていないので、その実行を確約させ、その詳細を汐見先生に見ていただく事にしました。
反対者が一人でもいれば、納得してもらうまで着工はしないとの事。
総工費60億の会社の社員の平均年齢66才、社員はざっと8名には不安が残ります。

「無望の会」三回目その�

参加者の内訳は、男性4名女性6名の計10名。
今回、大平山の事業者である(株)ジャネックスから、建築士の方が参加しました。
新たに判明した事ですが、風力発電機は一基5億かかり、12ケ所で総計60億円かかります。これには耐用年数を経た後の撤去費用も入っているそうです。
事業者側がどれだけの電力になるか答えないので、計算しましたら約5256万円。決して儲からないけれど、損もしませんとの事。

総ての風車の設置図を見ましたが、日高側に新しく造られる道の総図を見ても、これを元に戻せる訳がない!と思います。

静寂であること

 県庁農林水産部・森林整備課に聞きました。
 現在、和歌山県内に風力発電計画は何ヶ所か?「8ヶ所予定されている。他はまだ未定なので公表できない。」
 
 例えば滋賀県のように、環境調査の厳しい基準を独自に持つ県もあるが、夥しい計画が和歌山に集中している事について、どういう見解か?「和歌山に多いのは環境基準の問題ではなく、風が良い・海外から風車を運ぶ港がある・大阪への送電線を持つ、この三点です。」
 
 森林組合の所有する山についての風力発電許可に関して、県は介入しているか?「県森林組合連合会に訊いて欲しい。」
 
 最も危惧している事は、15〜17年の事業期間の後の問題。それについてどう考えているか?「・・・」現在稼働している風車には10年以上の実績が無いのですが。「それは知りませんでした。」
 
 災害防止・水害防止・水の確保・環境保全の4項目についてチェックされているそうですが、事業者が調査を開始した時点では住民も地権者も何も知らないというのは変です。
 森林組合の制度もよくわからず、日高町側の山の所有者とされる森林組合は、県の管轄である森林組合連合会ではなく、生産森林組合というものだそうです。由良町側の地権者に「もし反対したとしても、山の反対側の日高町は森林組合の所有だから、OKが出ている。向こう側にずれて建つだけだ。」
との事業者の説明だったそうですが、
個人の集まりの組合なら個々の所有の
山と大きな差があるのでしょうか?教えていただいた組合に、何度か電話しましたが繋がりませんでした。
 
 県内8ヶ所という数字も、一町でわかっている数字を比較しても半分でした
。県民の皆さんは、来年には100〜200基の風車が和歌山の峰々に建つという事を知っているのでしょうか?
 
 奈良の友人Nさん
「人間も山に棲む生き物も、皆静寂が必要やのになぁ。」
        (tanpopo)
 
 
 

2007年7月12日木曜日

確かに動きはじめています

 一週間ぶりに戻ると、他府県の方々よりのメールが届いていました。皆さん、出来る限り協力させていただきますとの事。
 
 移動中の福岡・宮崎・大阪でも伝える毎に大きな反響でした。皆さんが一様に仰る事は、「風車はクリーンなものだとばかり思っていました。」というものです。
 
 テレビのコマーシャルで、大阪ガス・ヨコハマタイヤ等のバックに風車のある風景が流れています。
 以前、BS放送で、デンマークのサムス島(人口4200人)が紹介され、総電力を風力で賄う小さな島の取り組みとして、住民の積極性が大切だと結ばれていたのにも疑問が残りました。
 
 NHKスペシャル再放送の奥羽・和賀山塊のぶなの巨樹には圧倒されました。15年くらい前、高野山の奥・護摩壇山のぶな林を案内していただいた事があります。わたしにとっては「懐かしい
!」という他ない、まさに母の如きぶなの大木でした。
 
 14日の「無望の会」に参加したいと仰る事業者側の皆さん(このブログを読んでいるそうですので)、わたしたちはただただ未来の子供たちの笑顔をこころに描いて動いています。
地元の方が、「気がつくとぽろぽろ泪をこぼしているの」と話されました。
その泪は未来への想いあふれるものです。決して疎かにできるものではありません。
 
 僅かですが、確実に動きはじめています。
        (tanpopo)

2007年7月9日月曜日

九州管内における設置状況

 平成17年4月30日現在の九州地区風力発電設置一覧表によると、全54ケ所の内、福岡3・佐賀6・長崎20・熊本4・大分2・宮崎2・鹿児島17ケ所となっています。
 その内、多基設置されているのは、福岡北九州市10基・佐賀玄海町6基・唐津市8基・長崎鹿町町15基・大分玖珠町11基・鹿児島南大隈町10基と10基・輝北町16基・坊津町10基・鹿児島市8基。
 長崎と鹿児島に多くの風力発電機が設置されているのは何故なのでしょうか?
 
 この中で、林立する風景を見た事のある人が多かった阿蘇西原ウィンドファームについて調べてみました。
 平成16年2月着工、17年2月運転開始。一基当り出力1750kwのもの10基設置。デンマーク製。
ウィンドファームの効果について書かれており、発生電力量は年間7100世帯の年間電力量(
西原村は1700世帯)、二酸化炭素削減効果は、年18000t(阿蘇郡と西原村の普通乗用車23000台分の排出量に近い)とされています。
 現在の発生電力、総工事費28億の採算はどうか・事業期間15年を過ぎたらどうなるのかを、
関係機関に問いたいと思います。
 
 その10基の風車を見た方の話。
「どこか外国にでも来たかと思いました。クリーンなイメージですねと地元の若者に話しかけたら、⁽とんでもない あんなものは何の役にも立たないものですよ⁾と言われて以外でした
。」
      (宮崎にて tanpopo)

2007年7月7日土曜日

母なる地球に恩返しをしよう

 故郷、宮崎県延岡市に帰省しております。
 知人・同級生等に、風力発電の問題点及び署名活動についての説明をしています。
 
 そんな中、姉より環境問題に取り組んでいる方を紹介されました。
 不動産業を営まれているTさんです。すぐに
お会いすることになり、会社に伺いました。開口一番「クーラーをつけてないので暑いでしょう。」と。この方は、出来る事は即実行される方だと感じました。
 まずは、わたしの話を聞いて下さり、続いてご自分の活動の話をされました。乞われて中学校で環境に関する講演依頼を受け、一夜にして17ページの冊子になった話が湧いてきたのだそうです。
 エネルギー問題に関して言えば、たとえ少し
でもメリットが多ければやるべきだと思うので
太陽光発電住宅を推進していますとの事でした
。風力発電に関しては、初めて聞いた話で良いか悪いか何もわからないが、そちらの地区に起きている問題としての説明はよくわかったし、自分に出来る協力はさせていただきますと仰っていただきました。
 
 孤独に立ち向かわれてきた方の言葉の中、
「本当にまだ間に合うのでしょうか?」が気になりました。
 同じ志を持つ人は、はからいによってどこかで必ず繋がり、その一挙手一投足を見ている若者たちが受け継ぎ新しい形を創っていくものと
信じます。
      (tanpopo)

2007年7月5日木曜日

要望書の署名活動

 具体的な案として、県内は勿論県外の方々にも、和歌山の景観を問う要望書の署名協力をお願いしたいと思います
 故郷(宮崎)を想う同級生たちが、東京で高千穂線復旧の署名活動を展開しており、様々なイベントも企画して支援のカンパも集めています。今月で一区切りにし、国交省に署名を提出するそうですが、何とこの4月からで一万人の署名を集めたそうです。
 
『 いちばん たいせつな こと 』
日本で生まれ育った者、一人一人が問われている事です。このたいせつな日本の山々はだれのものですか?
 

2007年7月4日水曜日

低周波音の健康被害

 「低周波音症候群  聞こえない騒音の被害を問う」・・2006発行
を書かれている汐見文隆先生にお逢いし、こちらの資料をお渡しさせていただき、先生の著書と風力発電に関する各紙の切り抜き記事を頂戴しました。
 Y紙に掲載の、日高町役場が環境影響評価縦覧を3日迄行っているとの記事が気になっておられましたので、早速Yさんにお願いしました。
 「問題なし」との記述が羅列している評価書のコピーをお願いした所、「
借り物なので」と断られた由。
 
 汐見先生は、日本人が特に低周波音を敏感に感じる事を強調されました。
風力発電と低周波音について、行政側
関係を否定し、ただの騒音だとしているそうです。
 騒音と低周波音の違いは、二重サッシ等で防げるものが騒音、防ぎきれないものが低周波音で、防げないどころか厄介な事に、閉じ込めると増強するのだそうです。
 広川町で夜間ストップしたのは、二重サッシにしても眠れないとの苦情からとの事ですから、単なる騒音ではないと思われます。
 Kさんが届けて下さった、環境省の「
特集 低周波音問題について」によると、超低周波音に関する表の発生源の
欄に、ちゃんと「風車」とあります。
先生に、この資料もお渡ししてきました。
 ドイツの友人よりE-mailが届きました。風力発電等エネルギー問題は、世界の叡智を持って解決しなければいけない、とても重要な問題だと。わたしは、未熟な英語で低周波音の問題を問いました。
 3.4年前、ドイツでの個展のため彼女の住むフライブルグに一週間ホームステイしたことがあります。家具も食器も全てといっていい程、代々大切に使われて来たものでした。
 忘れられない質問があります。「何故、日本の人の殆どの家庭に電子レンジがあるの?」食物の組織を破壊するものでしょうと。
 わたしたち日本人が、昔から食べてきたものに電子レンジは必要ありませんね。    (tanpopo)
 
 

2007年7月3日火曜日

国外における風力発電の問題点

日本国外における風力発電反対運動についてリサーチしました。

『movement against wind energy』

というキーワードを、検索エンジンでひいてみたところ、驚くべき検索結果が出ました。

まず、Global Movement(世界規模の活動)として、風力発電の問題点が論じられ、反対運動が展開されていることでした。

そこで、環境意識の高いとされるドイツ、フライブルグ市の現状を伺うべく、知人に連絡をとりました。

フライブルグにおいても、活発な運動が展開されており、国の垣根を超えて、情報提供をしてくださるそうです。

大学時代(米国の大学でした)に環境学の講義を受講した際、米国のエネルギー問題の権威であるJohn W. Delano, Ph.Dに師事したことがあります。

日本国外と国内の、共通した問題点を掘り下げ、また、何が異なって日本独自の問題となっているか、国外の活動家と縁がある立場として、考えていきたいと思います。

YK

2007年7月2日月曜日

レゴブロック

O農場主がボランティアをしに来て下さいました。
風力発電問題について問うと、「レゴブロックなんですよ。皆さん知識は沢山持っていらっしゃるけれど、どうして組み立てるかの知恵が無い。今や、国民の80%が一方的な情報に流されて考える力がない。その方が楽ですから。」
農業とは先を読む仕事だと思いますが、O農場主は確たる理念をお持ちで、正直にものづくりをしています。
風力発電問題は無望かとの思いが頭をよぎる瞬時に、そのような生きざまを見せていただくと希望が湧いてきます。
自分独自のレゴを組み立ててみましょう!

2007年7月1日日曜日

低周波による健康障害について

低周波問題を調べましたら、永く環境問題にご夫妻で取り組まれていらっしゃる和歌山市のS先生が、その専門家でいらっしゃる事がわかりました。
先生の公式サイトには低周波に関する著書一覧が出ており、"がうす通信72号(2005.4.11)に、低周波音被害に関する先生の考察が掲載されています。
又、携帯基地局周辺の健康被害が、電磁波ではなく低周波音の特徴を概ね示しているという見解を出されています。
早速、先生と連絡を取り明後日お会いする事になりました。"風力発電の情報が届いて来ず案じていました。是非に"との事でした。

ネットワークを拡げよう

県内で起きている事実を、あまりに県民が知らないという事の責任の一つは報道機関にあると思います。
今日、W紙の"さらさら"のコラム校正が届き、担当記者が「風力の事を何も知らないので教えて下さい。」と仰いました。
輪を拡げる事だと、情報ステーションのNさん、原発を阻止する女性の会(環境ネットも関係)のHさん、雑賀崎を守る会のNさん、元気の森クラブのMさんに電話で説明し、会の案内等のFAXを流しました。全員、事実に驚き、勉強しますとの事でした。
ネットワークを拡げ、まずは一人一人に事実を伝える事からだと。