2007年6月20日水曜日

「野鳥と風車」

 先日、電話でお話した(財)日本野鳥の会・自然保護室室長の古南さんより、『風力発電施設が鳥類に与える影響評価に関する資料集 野鳥と風車』
『野鳥』4月号(野鳥と風力発電)の二冊
が届いていました。
 前者は、去年の11月に開かれたシンポジウムの資料集で、246頁からなっているものです。
 古南さんが出された資料を、次の会で参加者の皆さんにお渡しします。実際に被害に遭った鳥たちの発見事例一覧表、鳥類への影響が懸念される事例、計画段階で議論があったが事業が進行・完成してしまった例、風力発電施設と野鳥の共存のための課題等、問題点と見解がわかりやすく書かれています。
 「野鳥 4月号」は、シンポジウムで講演されたロウェナ・ラングストン博士の概要が掲載されています。又、日本各地の事例、鳥羽市行者山・根室半島・函館市汐首岬の三ヶ所の問題点が詳しく報告されています。
 一つ気になった記事がありました。
"特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(ISEP)副所長"大林ミカさんが、「日本はドイツに比べて風の状況が悪いという事はありませんから
せめてドイツと同じくらいは現状でも可能なはずです。」と、2020年に自然エネルギーの発電を20%にする目標を立てているというものです。この件に関しては、先日のエネルギー問題を考える活動に19年携わってきたという
知人と全く見解が異なるので、改めて大林さんサイドの考えについて問いたいと思います。(tanpopo)
 

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