汐見先生と共に広川町のUさん宅を訪ね、低周波音の測定を
しました。
先日に比べると風があり、早速襖や障子が震えてその振動
音で眠れなかったという部屋で測定しました。その状況通り
に、サッシを閉め内側のガラス障子も閉め、扇風機やクーラ
ー等一切の音無しの測定です。
10回の測定で、低周波音である事がわかりました。Uさんは
前回の測定時にお渡ししておいた、汐見先生のご本を読まれ、
やっと自分の症状を納得したと仰いました。その折には眠れな
い事により起こっていると思っていた症状(胃の痛み・肩こり
・吐き気等)が、低周波の症状によるものであるである事がわ
かりましたと。
夜間(10時〜5時)に止まってからも、羽根の向きが変わる折
の音はしますが、眠れるので以前のような事は無くなりました
との事。
風のきつい日(1〜2月は特に)は、昼間でも気になりますと奥
さまが仰っておられましたが、ご主人の方が強く感じる様で、
日中は家に居ないので良いけれど、24時間だったら大変な事だ
ったでしょうねと。
これから建設される場所付近の住民の方々より、風車の被害
についてのお訊ねがあるそうですが、まさか自分達の身にこん
な被害が起こるなど思ってもみなかった、風の強い日に体感し
てみて下さいとアドバイスされているそうです。
お話を伺っている時に、風車が完全に止まりました。そこで
再度測定しました。前のデータとは全く異なるもので、これで
一つの証明になりますと、汐見先生が喜ばれました。
今回のデータは、一例としての研究データですが、風の強い
日にも是非測って下さいとのUさんの依頼もありました。
汐見先生もわたしも、健康被害を何とか最小限にと動いてい
ます。
でも、この仕事を率先して行わなければいけないのは、国策
として推進している国です。
わたし達が県知事宛に署名活動をしているのも、国がそれを
しないなら、県なりのガイドラインを決めて環境全般に対する
調査を義務づけて欲しいと希うからです。
これを行っているのは長野県。騒音に関する規制も加えて県
の条例の規則改正を行った兵庫県。島根県もNEDOの基準を元に、
県なりの自立指針が出来ているそうです。
ただ、何処に訊いても低周波音の測定に関しては、国の研究
が進んでいないのでと言葉を濁されました。
今日の結果については、汐見先生がまとめて下さいます。
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