事業者側から毎回参加されていたMさんより、病気の再発で
会社を退社されたという速達が届きました。福岡の本社には、
技術者が三名しかおらず、九州で二ヶ所の工事準備でこちら
まで出向く事が不可能とのお詫びの手紙でした。
前回の収支報告の質問についての数値提出の約束を果たせ
ない事についても詫び、低周波音についてはメーカーに調査
を依頼しているので何らかの形で伝えたいとの事でした。
参加者の一人、元金融関係にお勤めのKさんより、ジャネッ
クスの会社履歴が届きました。設立当初の資本金が1000万で
あったのに、三年足らずで二億円になっており、発行済株式
も僅か200株から4000株という数字が記されています。全国で
20ヶ所以上の工事を計画(和歌山の一ヶ所だけでも一基5億、
12基で60億の総工費)している会社の履歴です。素人のわたし
でも考えられない数値が、なぜ堂々とまかりとおるのでしょう
か?
午後の「紀州名所図会について」の講師Eさんも参加され、
「環境問題に対する小市民的立場から」と題してお話があり
ました。とてもわかりやすく論点を整理されており、如何に
環境問題を広く学ばれていらっしゃり、深い思慮の上でのお
話かと参加者の皆さん(風力に賛成でも反対でもないという方
も)納得されました。
失礼になるやもしれませんが、要略を記してみましょう。
・地球環境の悪化とは何か 石油の大量消費
・地球環境の悪化の二大要因 電力・交通
・電力生産の技法 水力・火力・原子力
クリーンエネルギー(水力・風力・原子力・太陽光・波力)
全てに大規模な装置が必要
装置を作るためのエネルギー消費
稼働のための人力・資力
メンテナンスの不要な装置などない
発電効率=売電価格
水・火・原子力のコストの総トータルに利潤発生
風力・太陽光=低効率(赤字)
・環境とは何か
豊かな緑、澄んだ水、空気
地表=農地の減少 開発による破壊
大気=オゾン層の減少など
生物=動植物の絶滅(人類の生存危機)
・環境悪化
天災 人災=過失・装置の稼働がもたらす持続的影響
今、ここで風力発電機に反対する事の意味は何か?
「良いことずくめ」ということはありえない
名目的正当性のまやかし
ファッショ的な考え方に対するアンチテーゼとして
小市民的「総論賛成、各論反対」のすすめ
(賛成派であっても個別には反対でもよいのでは)
生活者の視点から
(自分たちに向かってくるリスクをはなかえすのは自分たち)
最後に、「記録し、発信することの意義」として、このブロ
グに讃をいただきました。低周波音による健康被害を強く世論
に訴えなければとの意見もいただきました。感謝にて。
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