2007年8月13日月曜日

無望の会 (五回目) を開きました

 ジャネックス(事業者)より一名、一般参加者11名。
 まず、地権者であるYさんより、前回の工事の収支表につい
て、関電への売電価格が一定かどうか、契約書を見せて欲しい
との質問がありました。本契約は稼働した時点の事なので、着
工時に仮契約をした時点で明らかにしたいとの返事。
 又、毎回参加されているKさん(元・金融関係勤務)より収支
表に関しての詳細な指摘がありました。
 一基5億3000万という予算の5000万(撤去費用・借地料)を差し
引いた4億8000万の三分の一の補助を、国から受けるのだそうで
す。当初、一基2億という話はいつから2倍以上になったのかの
問いには、それは本体部分の話で、道路や基礎工事・運搬費・
配電に関する費用が同じ位かかるとの説明。
 
 汐見先生も資料を作って下さり、参加者に配られて説明して
下さいました。騒音被害と低周波音被害との相違についてわか
りやすく表にまとめて下さっています。全く異なるものである
のに今までの低周波音被害がそうであったように、区別せずに
気安く測定・防音対策を行い、誠意ある対応をしたと主張する
のが通例で、ここから低周波音被害者の苦難の道が始まるので
すが、風力発電でも同じような事が行われ始めているようだと
の指摘です。
 事業者側は、同じ風車(デンマークの技術を買って日本で作ら
れている)で低周波音を測定しなければ意味がないので、10月に
島根で稼働するもので測るというのですが、同じものが北海道
に一基あるとの事を通産省に聞いたので、確かな業者2社以上で
の計測をお願いしました。
 
 日高側で反対者がいるという話については、水の問題が争点
だとの事。工事後に床上浸水(過去に床下浸水有り)が起きない
か、池に赤水が出ないかについての、納得できる説明を要求し
ています。
 おかしな話ですが、当初由良側には日高側は誰も反対してい
ないと言い、日高側には由良側に反対者はいないと説明したと
いうのですから話になりません。
 
 最後の方で、参加者の一人より「風力の問題点・悪い点ばか
りが挙げられているが、何故風力発電計画がここまで広まって
いるかの必要性も論じては」との意見がありました。
 先日の朝日新聞の地球温暖化に関しての特集記事がその答え
の一部になると思うのですが、、有識者の方々が意見をそれぞ
れ述べていらっしゃいました。『これといった対策は無い、国
民一人一人がエネルギー問題を自分自身の事としっかりとらえ
、節電を実行するしかない。』が結論でした。
そう話しましたら、「そうなんです。みんなが節電するしかな
いんですよ。」と、事業者の弁。
「それなら、多額の国費使わんといてほしいなぁ。」と、思わず
参加者から声が。
 
 
 
 
 

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