2007年8月25日土曜日

想いが実を結ぶように

 風力発電の事を学び、事実を伝えなければとの想いを強く
し、最初にお話させていただいた人たちがいます。環境に関
する活動をしている方々です。
 その中の一人、Nさんは10年前に雑賀崎に埋め立て問題が起
きた時に知り合った方です。わたしは、『海生(うみ)の会』
という勉強会を企画、雑賀崎の海で起きている事について学
びましょうと呼びかけました。現地見学会、ビッグ愛の会議
室でのビデオ上映、そしてコンサート等。既に産業廃棄物を
埋め立てる事業が決まって後の事です。
 Nさん達地元の旅館の方々が主となり、多くの署名が集まっ
て、埋め立ては撤回されました。その折に雑賀崎に伝わる「
はなふり」の伝説(お彼岸に雑賀崎から夕日をみると天から蓮
の花のようなものが降ってきたというもの)が話題になり、以
来一つのお彼岸の行事になっています。
 
 今回Nさんは、「この私でも風車は良いものだと思っていた
のですから、署名を伝えるのは難しいです。」と仰いました。
敢えて、実際に起こっている事はおわかりでしょうかと訊くと
、「よくわからないんです。ニュースも新聞もあまり読んでな
くて。」との事でした。「はなふりが題材の小説が出たそうで
すね。読まれていないのでしたら、友人が送りましょうと言っ
ていますが。」と話すと、「そうですか。出るという事は聞い
ていたので、仲間が買うと思います。」と。
 
 Nさんの電話の後で、環境ネットの活動に携わっていらっしゃ
るHさんにお電話しました。Hさんとの話は早く、要点のみで片
付きました。署名の期限、次回の会の案内、資料の送付等。
「9月までに署名を集めます。一度、会に出たいので案内のFAX
をいただけますか。」とのお返事でした。
 
 Nさんに、Hさんの返事と共に、「山に縁あってもうすぐ6年。
ずっと海の事を考えての生活でした。Nさんは、山を見ています
か?」とFAXさせていただきました。
 
 10年後、風力発電はどうなっているでしょう。
 現在の小さな小さな活動が、大地に根を張っていますように!
 
 
 
 

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