2007年12月25日火曜日

県知事宛に再度回答を要望しました

和歌山県知事 仁坂吉伸様
 
 私は、先般(10月23日)県・循環型社会推進課長 高木一郎氏を通じ、仁坂知事宛に風力発電事業に関する要望書と約4000名の署名を提出した者です。
 
 その回答が12月11日に届きました。
『知事への文書報告を経た上で、関係部局と協議・・・』との高木氏の文面ですが、仁坂知事宛に提出した要望書の回答は、仁坂知事ご自身よりの正式回答序文もしくは「知事の指示により」との一文を入れた回答であってしかるべきではないかと考えます。
 
 又、正式な回答であるのであれば、回答者名も明記すべきであろうと考えます。循環型社会推進課長のお名前は存じておりますが、森林整備課長・都市政策課長のお名前が
ありません。
 
 三点の要望中、県独自のガイドラインに関する回答、情報開示に関する回答の二点に関しましては、こちらとしましても目を離すことなく厳しく見て行きたく思っておりますので、より質の高い県政を目指していただく事を切望します。
 
 もう一点の景観に関する点におきましては、再度回答願います。
回答文中、「すべての地域で同じような景観でなければならないということではないと考えております。」で、「考えている」のはどなたが考えていて、その根拠は何でしょうか?
わたしたちは、「総ての地域で同じ景観に」などと一度も意見として申した事はございません。
 又、「それぞれの地域にお住まいの皆様が、その地域に相応しいと思える景観を保全
・継承できるよう、県民の皆様のご意見をお聞きし」とありますが、風力発電に関する景観とは林立してみなければわからないものではありませんか?それをどのように県民の皆さんに問われるのでしょうか。
 「県民の意見」とは、具体的にはどのような形で「訊く」のでしょうか?今回の4000名近い(その後届いた署名もありました)人の意見は必ず参考になさっていただけるものと思っております。観光を主とした発展を望んでいらっしゃる仁坂知事におかれましては、多くの県外の方々も「和歌山の景観に風車は似合わない!」との意志を表明された
事も、重く受けとめていただきたく思っております。
 
         和歌山の「いのち」と「景観」を危惧する者一同
                         世話役  黒田街子
 

 尚、回答並びにこの問い等の総てを、県内のみならず県外の風力について考える活動をしている方々にも広く公開しております。
 

 

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