2007年8月13日月曜日

低周波音の測定

 汐見先生と共に広川町のUさん宅を訪ね、低周波音の測定を
しました。
 先日に比べると風があり、早速襖や障子が震えてその振動
音で眠れなかったという部屋で測定しました。その状況通り
に、サッシを閉め内側のガラス障子も閉め、扇風機やクーラ
ー等一切の音無しの測定です。
 10回の測定で、低周波音である事がわかりました。Uさんは
前回の測定時にお渡ししておいた、汐見先生のご本を読まれ、
やっと自分の症状を納得したと仰いました。その折には眠れな
い事により起こっていると思っていた症状(胃の痛み・肩こり
・吐き気等)が、低周波の症状によるものであるである事がわ
かりましたと。
 夜間(10時〜5時)に止まってからも、羽根の向きが変わる折
の音はしますが、眠れるので以前のような事は無くなりました
との事。
 
 風のきつい日(1〜2月は特に)は、昼間でも気になりますと奥
さまが仰っておられましたが、ご主人の方が強く感じる様で、
日中は家に居ないので良いけれど、24時間だったら大変な事だ
ったでしょうねと。
 これから建設される場所付近の住民の方々より、風車の被害
についてのお訊ねがあるそうですが、まさか自分達の身にこん
な被害が起こるなど思ってもみなかった、風の強い日に体感し
てみて下さいとアドバイスされているそうです。
 
 お話を伺っている時に、風車が完全に止まりました。そこで
再度測定しました。前のデータとは全く異なるもので、これで
一つの証明になりますと、汐見先生が喜ばれました。
 今回のデータは、一例としての研究データですが、風の強い
日にも是非測って下さいとのUさんの依頼もありました。
 
 汐見先生もわたしも、健康被害を何とか最小限にと動いてい
ます。
 でも、この仕事を率先して行わなければいけないのは、国策
して推進している国です。
 わたし達が県知事宛に署名活動をしているのも、国がそれを
しないなら、県なりのガイドラインを決めて環境全般に対する
調査を義務づけて欲しいと希うからです。
 これを行っているのは長野県。騒音に関する規制も加えて県
の条例の規則改正を行った兵庫県。島根県もNEDOの基準を元に、
県なりの自立指針が出来ているそうです。
 
 ただ、何処に訊いても低周波音の測定に関しては、国の研究
が進んでいないのでと言葉を濁されました。
 今日の結果については、汐見先生がまとめて下さいます。

無望の会 (五回目) を開きました

 ジャネックス(事業者)より一名、一般参加者11名。
 まず、地権者であるYさんより、前回の工事の収支表につい
て、関電への売電価格が一定かどうか、契約書を見せて欲しい
との質問がありました。本契約は稼働した時点の事なので、着
工時に仮契約をした時点で明らかにしたいとの返事。
 又、毎回参加されているKさん(元・金融関係勤務)より収支
表に関しての詳細な指摘がありました。
 一基5億3000万という予算の5000万(撤去費用・借地料)を差し
引いた4億8000万の三分の一の補助を、国から受けるのだそうで
す。当初、一基2億という話はいつから2倍以上になったのかの
問いには、それは本体部分の話で、道路や基礎工事・運搬費・
配電に関する費用が同じ位かかるとの説明。
 
 汐見先生も資料を作って下さり、参加者に配られて説明して
下さいました。騒音被害と低周波音被害との相違についてわか
りやすく表にまとめて下さっています。全く異なるものである
のに今までの低周波音被害がそうであったように、区別せずに
気安く測定・防音対策を行い、誠意ある対応をしたと主張する
のが通例で、ここから低周波音被害者の苦難の道が始まるので
すが、風力発電でも同じような事が行われ始めているようだと
の指摘です。
 事業者側は、同じ風車(デンマークの技術を買って日本で作ら
れている)で低周波音を測定しなければ意味がないので、10月に
島根で稼働するもので測るというのですが、同じものが北海道
に一基あるとの事を通産省に聞いたので、確かな業者2社以上で
の計測をお願いしました。
 
 日高側で反対者がいるという話については、水の問題が争点
だとの事。工事後に床上浸水(過去に床下浸水有り)が起きない
か、池に赤水が出ないかについての、納得できる説明を要求し
ています。
 おかしな話ですが、当初由良側には日高側は誰も反対してい
ないと言い、日高側には由良側に反対者はいないと説明したと
いうのですから話になりません。
 
 最後の方で、参加者の一人より「風力の問題点・悪い点ばか
りが挙げられているが、何故風力発電計画がここまで広まって
いるかの必要性も論じては」との意見がありました。
 先日の朝日新聞の地球温暖化に関しての特集記事がその答え
の一部になると思うのですが、、有識者の方々が意見をそれぞ
れ述べていらっしゃいました。『これといった対策は無い、国
民一人一人がエネルギー問題を自分自身の事としっかりとらえ
、節電を実行するしかない。』が結論でした。
そう話しましたら、「そうなんです。みんなが節電するしかな
いんですよ。」と、事業者の弁。
「それなら、多額の国費使わんといてほしいなぁ。」と、思わず
参加者から声が。
 
 
 
 
 

2007年8月9日木曜日

全国の小・中・高校の理科担当教官の方々へ

 環境教育を実践されている学校並びに理科教育に力をいれて
いらっしゃる学校宛に、『科学は真理の探究を目指します。勇
気と良心に向けて』と題し、風力発電は本当にクリーンなもの
かの問いかけを発信しています。
 これは、『無望の会』応援団の一員の提案です。各ホームペ
ージを読ませていただいていると、多々勉強になります。返事
が届きましたら、随時掲載させていただきます。
 
 昨日、YさんよりK寺の事業が広川の方にずれる事がほぼ決ま
ったという報告が届きました。関係者の方々はほっとされてい
らっしっしゃる事でしょう。
 実を申しますと、わたしがこの問題に関わったのはK寺との
ご縁からではあるのですが、私自身がK寺が解決すれば良いと
思われている節があり、「そうではありません。」と度々申し
あげてきました。Y県議が調べたというデータも、最初に電話
をしてきたT町議も、K寺の件に関する事ばかりの話でした。
 
 この県の風力発電計画に関する運動は始まったばかりです。
何一つ真なるものに向かって動いていません。
 朝、経済産業省・新エネルギー課に電話しました。「大平山
に関しては、町長も地区長も賛成とした結果で動いているので
すから、幼稚園の子のような事を言われても」と、担当者が言
葉にされ、即「言いすぎました。撤回します。」と。
 名前・身分を明らかにし、「何処に訊けば良いのかわからな
いので教えていただけますか?」との問いの返事です。反対の
ニュアンスに聞こえたにしても、落ち着いた説明が訊きたいも
のでした。

2007年8月7日火曜日

報道の役目

 前回の紀伊民報の記事が、二年前のものだった事がわかりま
した。インターネットで取り出した資料が届き、最近のものだ
と思いこんだのですが、紀伊民報に訊ねて判明しました。どう
りで、記事に誤りがあると納得がいかない面があったはずでし
た。
 
 二年前に、毅然とその記事を書いた記者の方とは話が出来ま
せんでしたが、その後の記事の経過を教えていただきたい、紀
北・中紀の情報はつかめても、南紀の事は情報が入って来ない
のでと、伝えました。
 その後に、紀伊民報で扱われた風力発電に関する記事を知り
たいと話すと、「その後は、一切ありません。」との事。何故
でしょうか?他のメディアに出ない記事が出ているとうれしか
ったのですがと問うと、「・・・」。答えられない事でしょう
か?と訊いても返答無しでした。
 
 広川町の健康被害はどうして表に出てこないのでしょう?
国をあげてハイブリッド車を世界市場に出さなければいけない
といっても、電磁波の問題は問題だし、風力発電機の騒音(低
周波音)問題が各地で発生しているのも現実の事です。
 
 報道の役目とは、『真実を民に伝える』のでなくて何でしょ
う?報道の自由こそが法治国家である証明だと思います。
 
 

紀伊民報を読んで

 8月2日・3日付の紀伊民報、風力発電計画に関する記事が
届きました。関西電力が、果無山脈(中辺路・龍神村・十
津川)の尾根に、100〜120mの風車を7〜14基、2007年の
着工を目ざしているとの記事が掲載されています。
 
『果無山脈に風車が並べば世界遺産に登録された熊野古道
からも目に入る事になり、来年二月に熊野古道の保存管理
計画を、ユネスコに提出しなければいけない県は、風車等
の人工的構造物をどう評価するか、頭を痛めている。
周辺にはブナやゴヨウツツジ・ヒメシャラなど、紀伊半島
でも少なくなった自然林が残り、絶滅が危ぶまれている野
鳥も多く生息している。』
 
 風力発電計画についての賛否についてもふれられていて、
景観から断念した鳥取の例、観光スポットになっている鹿
島灘の例があげられ、県内で日高川町では住民による誘致
運動が始まったと書かれています。
 
『もっと情報提供と議論を』とタイトルがついています
が、明日にでも「誰に情報提供を呼びかけ、議論せよと訴
えていらっしゃるのかお訊きしてみます。
 わたし達が景観の署名活動をしている事も載せていただ
きます。先日の記事にも誤りがありましたが、今回の記事
中にも由良町が抜けていますし、実現に近いとされている
地域もわたしが調べた地区が抜けています。
 詳しく載せていただいている事には感謝(全国紙が掲載
しないので)します。、「起こっている事を伝える」そん
な当たり前の事を書いていただけない地方紙もあります。
 
 
 

2007年8月3日金曜日

県議Yさんとの話し合い

 無望の会一回目に参加されたUさんの
提案で、県議のYさんと三人で会談しました。
 まず、Uさんがこの時期にこの様な機
会を持つ事の意味を語られました。次に、わたしの方から風力発電計画についての概略を説明し、いまこの県に起こっている事の実態を説明しました。
丁度この日に届いた資料(島根・長野が兵庫に続いて風力発電の手続きに関する県独自のガイドラインを作る方向だとのニュース)を示し、和歌山においては全くひとごとのような県側の応対であった事を伝えましたが、これに
関しては何もご存知ではなく、資料を興味深く読んでおられました。
 県側の説明としては、平成9年に作った「和歌山県新エネルギービジョン」
を作りなおす予定であるとの事でした
。その8年前の資料によると、和歌山県
新エネルギー検討委員会を平成9年より施行との事、委員名簿には和歌山大学システム工学部教授・関西電力役職・
大成建設設計室・三洋電気(株)開発本部等のお名前があります。
 太陽光・太陽熱の導入が主な事業ですが、国の助成制度一覧に風力開発フィールドテスト事業があります。
 新エネルギー導入への行動計画に、「千葉山シンボルタワーの風力発電」
として、千葉山と鷲ヶ峰の3ヶ所での調査の詳細が記されています。
 
 Yさんは、次の新エネルギービジョンを作成する折には、県なりのガイドラインを示す方向で考えたいとの事でした。次の議会でも取り上げますとも仰っていましたので、急務な事ではあるけれども関心を持っていただいた事で今日の会の意味はあったと思います。
 Uさんが「最初の会で、新聞記者さんが『今日本で起こっている最も大きな問題なんです。』と話された事がずっと耳に残っています。」と仰いました
どれだけの日本人がその事を真に理解出来ているのでしょうか?
 
      (tanpopo)
 
 
 

2007年8月2日木曜日

風力発電による健康被害

愛媛県伊方町の風車騒音については、ABCテレビで放映されたので、観られた方も多いようです。
200mの所に住む方々が、夜寝れない・頭痛がする・一ケ月で4キロやせたとの訴えで、夜間停止に。

広川町のUさんに伺うと、「夜、サッシがあって、ガラス障子がある部屋の襖がゆれて音がして眠れず、止めてもらいました。」との事。
二軒隣の方に伺うと、「夜間止まった後も耳障りな音がして、気になると眠れないんです。」との話。
風車が建つ折も何も知らされず、こんな事が我身に起こるなど予想もしなかった事だと仰っていました。